コンジョー 750ml/ナナ・ヴァン

価格: ¥2,970 (税込 ¥3,267) ¥3,150 (税込 ¥3,465)
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2021¥3,150(税込 ¥3,465)10本
2020¥2,970(税込 ¥3,267)2本

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ナナ・ヴァン


ロワール地方は、トゥール市からナント市に向かうちょうどあいだの町シャトー・デュ・ロワールの手前を、東に5 km ほど、川に沿った農道を通り過ぎると、ナタリー・ゴビシェールのドメーヌがあるマルソン村に着く。畑の総面積は 9 ha で、ドメーヌのまわり半径 5 km 以内に複数点在し、大半が小高い丘の南向きの斜面に面している。土壌は、表面が主に粘土質と顆粒状のシレックスに覆われ、その土壌の下の部分(0.5 m〜1.8 m)は石灰質、さらにその下は Perrons または Pangee と呼ばれる大昔まだ地球の大陸がひとつだった時(パンゲア大陸)の原岩盤が存在し、三層に折り重なっている。気候は穏やかで夏は暖かく、秋から冬春にかけてはロワール川(支流)と地上の温暖差で朝夕はしばしば深い霧に覆われ、その霧がブドウの貴腐化などの環境条件に影響を与える。また、ナナ・ヴァンのネゴスは、ラングドック地方のベジエ近郊北部の小さな村アスピランに醸造所があり、主にワイン生産者エミール・レディアのブドウを買いワインを仕込んでいる。(エミール・レディアはロワールにも畑があり、そこからも時々ブドウを買っている)。夏の乾燥が著しい地中海性気候とタラモンターニュという季節風が、ブドウのカビや病気を防ぐ格好の条件をつくり出す。さらに、エミールの持つ畑は galets roules と呼ばれる力強いワインを生み出す楕円形の石の区画と旧火山からくる繊細なワインを生み出す玄武岩の区画の 2 つのテロワールがあり、それぞれ全く異なるワインの個性を生み出す。

現オーナーである、ナタリー・ゴビシェールは 2001 年にジュネーブの試飲会でクリスチャン・ショサールに出会う前は、スイスで劇団の女優をしていた。その当時から一般消費者としてヴァン・ナチュールに興味があり、特にクリスチャンのワインがお気に入りだった。ジュネーブの試飲会でクリスチャンに猛烈にアタックされたナタリーは、そのままクリスチャンと一緒にジャニエールに居を構えることを決意する。2002 年にドメーヌ・ル・ブリゾーを立ち上げ、そして 2006 年にはナタリーの愛称をから取ったナナ(ヴァン・エ・カンパニー)というネゴシアンも立ち上げる。当時ナタリーは主にドメーヌの書類関係とネゴシアンのワインの醸造に少しだけ携わっていた。だが、2010 年に体調を崩したクリスチャンが末期ガンを患っていることを知って以降、畑から醸造までクリスチャンの行っていた仕事のほとんどをナタリーが代わりに行うことになった。そして、2 年間畑と醸造に取り組んで仕事が慣れてきた頃、突然の不幸が訪れた。2012 年の 9 月、不慮の事故によりクリスチャンが亡くなった。クリスチャンの亡き後ナタリーはそのままドメーヌを引き継いだ。2015 年、元々友人だったワイン生産者エミール・レディアとネゴシアンの買いブドウを通じて懇意になり再婚を果たす。それを機に、ネゴシアンの醸造所をラングドックのエミール・レディア宅に移し、ナナ・ヴァンはラングドック、そしてドメーヌ・ル・ブリゾーはロワールで仕込むという 2 つの場所を常に行き来しながらドメーヌとネゴシアンを管理している。

現在、ナタリーは 9 ha のドメーヌの畑と醸造+ネゴスワインの醸造の 2 つを管理している。2015 年にロワールからラングドックに引っ越して以来、生活居住はラングドックに移ったが、ワインの状態を確認するためにロワールのドメーヌには毎月 3 回以上出向いている。ドメーヌの畑は、現在常時管理する従業員 1 人と旧カーヴを借りているワイン生産者カップルが賃貸の代わりに畑仕事に従事していて、離れていても日々常に連絡を取り合いながらお互いの意思疎通を図っている。彼女の所有するブドウ品種はシュナン、シャルドネ、ピノドニス、ガメイ、コー。ネゴシアンはテレット、サンソー、クレレット、シュナンを夫のエミール・レディアから買っている。ワインのスタイルは、ドメーヌはクリスチャンの遺志を受け継ぎテロワールを重視したクリスチャンの味わい、そしてネゴシアンはナタリー自身のキャラクターを目指している。


コンジョー


2021年の情報です。
白のマセラシオンをつくろうとしたところ、誤って収穫者がサンソーを加えてしまった偶然のアクシデントから生まれたキュヴェ。以来早熟晩熟にかかわらず全てのブドウを同じ日に収穫し、全て一緒に混ぜて仕込んだスタイルがこの Konjo(混醸)だ。2021 年は例年よりも涼しい年だった。ナタリー曰く、収穫日は晩熟ブドウも早熟ブドウも全てサンソーのタイミングに合わせていて、基本的にカリニャンやサンソーなど赤は全て全房、そして残りの白ブドウ品種は全て除梗し、ミルフィーユ状に重ね合わせて醸しを行なっているそうだ。ちなみに、今回は前回と違いカリニャン赤の梗が青かったため、マセラシオンは 12 日間と早めに切り上げた。出来上がったワインは果実味が明るくジューシーで、まるでフレッシュなクランベリーエキスを飲んでいるかのようにピュア!赤白関係なく品種と完熟のタイミングが全く異なる南のブドウを全てひとつにまとめて、まるでプールサールのような官能的かつ味わい深いワインに仕上げる彼女のセンスは、コストパフォーマンスはもちろん、もはや凡人が到達できない芸術の域に達しているような気がする!

カリニャン赤白40%、サンソー15%、クレレット15%、テレブラン15%、グルナッシュブラン15%。収穫日は9月7日。収量は35hL/ha。ドメーヌの全てのブドウ品種を混ぜて赤ワインのように仕込んだらどうなるか?というナタリーの偶然のアイデアから生まれたワイン!ワイン名は日本語の「混醸」から取っている!エチケットは絵本画家のエマニュエル・ウダールがデザインしている!SO2は瓶詰め前に20mg/L。軽くフィルター有。

色合いは透明感のある明るいルビー色。ザクロ、クランベリー、バラ、アールグレイの香り。ワインはピュアかつ艶やかで、ザクロジュースのような明るくジューシーな果実味、チャーミングな酸、紅茶のような優しいタンニンのバランスが超絶妙!

2020年の情報です。
白のマセラシオンをつくろうとしたところ、誤って収穫者がサンソーを加えてしまった偶然のアクシデントから生まれた Konjo(混醸)。基本的に全てのブドウを収量に合わせて相対的に混ぜ合わせるのがコンセプトだが、2020 年は春の遅霜の被害を辛うじて免れたカリニャンが 40%とベースになっている。醸造は、カリニャンだけを除梗し、それ以外の全房のブドウに挟み入れ、ミルフィーユ状に重ね合わせマセラシオンを行っている。出来上がったワインは、前年同様にピュアで艶やかだが、カリニャンの比率が多い分果実味にコクがありスパイシー!また、アルコール度数 12%とは思えない凝縮した旨味があり、さらに全体を支える酸が長熟を予感させる!今飲むのであればぜひジビエと♪そうでなければ、もうあと数年熟成させて、若いタンニンがこなれ隠れている色気が出始めた頃に飲むのも乙!

カリニャン40%、サンソー15%、クレレット15%、テレブラン15%、グルナッシュブラン15%。収穫日は9月2日。収量は30hL/ha。ドメーヌの全てのブドウ品種を混ぜて赤ワインのように仕込んだらどうなるか?というナタリーの偶然のアイデアから生まれたワイン!ワイン名は日本語の「混醸」から取っている!エチケットは絵本画家のエマニュエル・ウダールがデザインしている!SO 2は瓶詰め前に10mg/L。軽くフィルター有。

クランベリー、グロゼイユなどの赤い果実の香りに生肉のようなワイルドな香りが重なる。ワインはピュアかつスパイシーで艶やかな果実味にコクがあり、キュートな酸と若いタンニンが余韻を引き締める!(インポーターさん資料から抜粋)


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