ジー(マセラシオン) 2020 750ml/ドメーヌ・ラ・ボエム

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ドメーヌ・ラ・ボエム


フランス中南部、平野の真ん中に盛り上がったマシフ・サントラル(中央山塊)と呼ばれる一帯。クレルモン・フェランを東に40kmほど向かった緩やかな丘陵地が続くところにドメーヌ・ラ・ボエムがある。火山群と火山によってできた独特の痩せた土壌はブドウ栽培に適してはいるが、雨量が少なく、暑い夏と寒い冬と気温の差が激しい内陸性気候の影響をまともに受ける気候条件を加味するとやはりブドウにとって厳しい土地には変わりがない。オーヴェルニュとは「田舎」を指すフランス語で、19世紀までおよそ外部の人間が足を踏み入れることがなかったといわれるほどだ。ヴォルヴィックやヴィッテルなどのミネラルウォーターの湧水地としても有名。カンタル等AOCチーズも数多い。

かつてのパトリック・ブージュは、ワインの世界はアマチュアで、休日にワイン・ショップや極たまにワイナリーの訪問をするくらいの関心しかなく、自らワインを作ることなど考えも及ばなかったそうだ。その彼が人生を大きく方向転換するきっかけとなったのが、たまたまパトリックの当時付き合っていた彼女に紹介されたピエール・ボージェとの出会いで、以降、ピエール・ボージェのガイドの下、自然派ワインの世界にどっぷり足を埋めることとなる。普段はIBM でコンピューター技師の仕事を持つ彼は、一方で、自ら20アールの畑を借り、片手間だが週末と休日を利用して自分のワイン作りを開始した。分からないことは、常にピエール・ボージェからアドバイスをもらいながら、6年間は経験を積みつつ、表向きにはなりを潜めていた。それが2002年までの話。2003年に彼はワイナリーとして独立することを決意した後は、IBM でバイオの研究システムをつくる優秀なプログラマーだった地位を捨て、午前中だけ仕事をする契約社員に格下げするよう願いを出し、以降、1.5 haの畑を買い、教会の敷地内にある昔のカーヴを借りて2004年に正式にドメーヌ・ラ・ボエムをスタートさせる。

現在はオーナーであるパトリック・ブージュが1人で1.5haの畑を管理している。彼の所有する品種は、赤のガメイ・ド・オーヴェルニュの1品種のみで、樹齢平均は60~100年である。ナチュラルな赤ワインを仕上げることももちろんだが、当時から彼は、赤を作るのと同じくらいペティアンを作ることに興味があり、修業時代は「納得のいくペティアンナチュレルを作るまで、独立はしない!」と5年間は試行錯誤を繰り返していたという。畑もビオロジックの農法こだわり、除草剤、殺虫剤を一切撒かない。ブドウの収穫量も、毎年シャプタリゼーションの必要のない糖度の乗ったブドウを作るために、30hL平均に収める。(力みすぎたのか!?2005 年はブドウを落としすぎて収穫量が17hL!)


ジー(マセラシオン)


新しく買ったアルザスのフードルで満を持して仕込んだのだが、最後に残ったわずかな糖がボラティルを上げてしまい、当初パトリックも瓶詰めするかどうか悩んだ。だが、買いブドウは仕事において絶大な信頼のおけるアドリアン・ダカンのジャケール。実際パトリックが現地に足を運び収穫と選果を行ない、品質を確かめている。「ポテンシャルのあるブドウは時間を経てワインの状態が徐々に整ってくる」という彼の経験則を信じ、最終的に瓶詰めして寝かせることにした。揮発酸も当初よりは味わいも大分落ち着き、オレンジなどマセラシオン本来の味わいが戻ってきたのでリリースに踏み切った。

瓶熟を経たワインは、みずみずしくまるでハッサクやオレンジから抽出したエキスを紅茶にしたようにキュート!リンゴ酢のようなボラティルをまだ若干感じるが、当初に比べて明らかにワインに馴染んできているのが分かる!パトリック曰く、できればあと数年は寝かせてほしいとのこと。「こういう難しいワインは整うのにも時間はかかるが、逆に熟成に強く、寝かせれば寝かせるほど美味しくなることは間違いない!」完全無添加のヴァンナチュールに精通するパトリックの言葉だから信用できるだろう。今飲むのであれば食事と、そうそうでなければあと 2 年くらい寝かせてワインがより整いエネルギーが上がってくる姿を見てみたい…そんなポテンシャルを感じるワインだ!

ジャケール。収穫日は10月3日。収量は40hL/ha。買いブドウはサヴォワのワイン生産者アドリアン・ダカンから!ワイン名はジャケールの頭文字を取って名付けた!エチケットのデザインは畑から見えるグラニエ山が描かれている!SO2 無添加!ノンフィルター!

色合いは少し濁りのあるオレンジがかった黄金色。梨、メロン、ニワトコの花、リンゴ酢の香り。ワインはみずみずしくキュートでハッサクのような柑橘の風味があり、繊細なタンニンの溶け込むお茶のような優しいエキスを強かな酸がじわっと引き締める!(インポーターさん資料から抜粋)


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