旭洋酒
もともと旭洋酒は栽培農家の組合としてスタートしましたが、栽培農家の減少などで共同経営が難しくなり、2002年、現在のオーナーである鈴木夫妻が引き継ぐことになりました。
旭洋酒のワインたちは、優しくてホッとできる太陽のようなワインを造りたいという夫妻の思いから「ソレイユ(太陽)・ワイン」と名付けられています。
「私たちは力強さを追求することよりもブドウの魅力を引き出した、柔らかな温かみの感じられるワインを目指します。」
ソレイユ ヴー ルージュ
山梨市万力地区産 甲斐ノワール66%、八幡地区自社畑産 メルロー22%、日下部地区産 マスカット・ベイリーA9%、八幡地区自社畑産 シラー3% ミディアムボディ 生産本数1557本
山葡萄のような野性味が特徴の甲斐ノワール(カベルネ・ソーヴィニョンとブラッククイーン種の交配品種)を主体に4品種をブレンドし、アメリカン:フレンチオーク=3(うち新樽1) :2で9か月間樽熟成。甲斐ノワールの圧倒的な個性を他の品種が柔らかくつつみ、パワフルながらすっきりとバランスのとれたミディアムに仕上がりました。
前年は病気の影響で甲斐ノワール比率が低かったのですが、本年は本来のスタイルに戻りました。晩熟で酸味と強烈なピーマン香が残るブドウですが、醗酵によって片親のカベルネソーヴィニョンのようなカシスのニュアンスが引き出されるのも魅力です。
インク、針葉樹、なめし皮、ドライプラム、バニラなど、黒い土の中にビターとスイートが入り混じるような力強い香。口中ではブラックチェリー様の果実味が重い酸の密度のある液体となってゆっくりと伸びる。渋みは少なく質感は滑らか。最後にローストした木の香ばしい旨味が余韻する。
厚切りベーコン、猪鍋など脂ののったジビエ、すき焼き、バルサミコフルーツソースのポークソテー、フェイジョアーダや土手煮など黒っぽい煮込み、マトンカレー等と◎
飲用適温16℃前後。無濾過生詰のため滓や酒石が沈殿します。(ワイナリーさん資料から抜粋)