ムルソー最上区画クロ・デ・ペリエールを所有
オスピス・ド・ボーヌのキュヴェにもその名を留める、アルベール・グリヴォーがドメーヌを設立するのは1879年。
若干23歳でムルソーのクロ・デ・ぺリエールを取得した年にその歴史は始まる。
現在はアルベールの孫に当たるミシェル・バルデが息子のアンリ=マルクとドメーヌを運営、つくりは娘のクレールが担当する。
ムルソーを中心に区画を所有するドメーヌの総面積は9ヘクタールにおよび、モノポールのクロ・デ・ぺリエールを筆頭に、ぺリエール、ムルソーACにブルゴーニュ・ブランと白が大半を占めるが、赤のプルミエ・クリュ、ポマール・クロ・ブランもある。
フラッグシップであるクロ・デ・ぺリエールはペリエール下部に位置する1ヘクタール弱―正確には0.9452ヘクタール―の石垣で囲まれた区画。その昔からモンラッシェと並び称されたクオリティを誇り、時の権力者が代々所有してきた経緯がある。今もムルソーにおけるグラン・クリュ昇格の最有力候補。
アルベール・グリヴォーにはクロ・デ・ペリエールのすぐ北隣に接するペリエールの区画もあり、広さは1.5459ヘクタール。1904年以来、1世紀以上にわたって所有し、樹齢も平均で50年ほどとドメーヌのなかでは最も高くなっている。
ムルソー・ヴィラージュ―リュー=ディはオー・ヴィラージュ、クロ・デ・ペリエールやペリエールと異なり、村のすぐ西に位置している―もクロで囲われ、フランス革命以前から耕作されてきた由緒ある区画。ぶどう樹のほとんどは1971年の植え付け。
ドメーヌ唯一の赤クロ・ブラン―故アンドレ・シモンはクロ・ブランをリュジアン、グランゼプノとともにポマールのテート・ド・キュヴェにあげている― は、グランゼプノの西に接している区画で、そこに1ヘクタール弱を所有。12世紀、シトー派修道会がミサ用の白ワインの区画として、白ぶどう樹を植えていたことからこの名がついた。
カーヴでの果汁、ワインの移動はグラヴィティ・フロー。シャルドネーは全て樽発酵するが、それぞれのテロワールの異なりをマスキングすることのないよう、新樽の割合は低く―クロ・デ・ペリエールで4分の1以下―抑え、またマロ=ラクティークの順調な進行のため、カーヴ全体を温めるという配慮もしている。
そして以前は1年半前後おこなっていた樽熟成も、つくりがクレールに替わってからは、半分の9ヵ月ほど―その間はバトナージュも欠かさず、オリと十分に接触させる―で瓶詰めするようになった。
生み出されるワインに共通するのは、ピュアな果実味に豊かなミネラルと瑞々しい酸がバランスする、背筋の通ったスタイル。ヴィラージュのムルソーもくっきりした輪郭の、ポテンシャルを感じさせるもので、クラス毎の差異が高い次元で位階を構成している。
ピュリニーと言われても違和感のない仕上がりのぺリエールに較べ、常に厚みと複雑さで勝り、グラン・クリュを思わせる奥行きとアフターが備わるクロ・デ・ペリエールは、そのテロワールの異なりを歴然と感じとることができる。
上記銘柄に2005年のミレジムからブルゴーニュACが加わった。ところはクロ・デ・ペリエールのすぐ上の斜面で、長らく休耕地となっていた区画。ドメーヌでは1999年にぶどうを植樹しようやく生産開始となったが、この区画にムルソーACの若木からのワインをアサンブラージュして仕上げた、カリテ・プリなもの。

ムルソー 2008
Meursault 2008
商品番号: 038301
ワイナリー: アルベール・グリヴォー
生産地: フランス ブルゴーニュ コート・ド・ボーヌ ムルソー
格付:
タイプ: 白
品種: シャルドネ
料理:
チーズ:
容量: 750ml

