エセンシア・ルラル
マドリードの南、ケロ村にワイナリーを持つ。地元消費用にワインを造っていたが、2002年にマーケットにおいて独自性を打ち出すため、エセンシア・ルラルという会社を設立した。
厳しく乾燥する気候のラ・マンチャだが、灌漑をしないため、40ha以上の畑を持ちながら、生産量は100,000本に届かない。エセンシア・ルラルで使う、ブドウのほとんどは、樹齢100年を超す、アイレンと、テンプラニーリョで、ゴブレに仕立てられた平地の畑が地平線まで続く。その畑の中に、かつての大量生産時代の遺跡ともいえる巨大な円筒状のコンクリートタンクを備えた協同組合のワイナリーがあり、ワイン産業の盛衰を感じる光景だ。
栽培・醸造家のフリアン・ルイスは、醸造を開始当初は、マーケットの要望に合わせ、醸造技術で管理されたワイン造りをしていたが、会社の設立と合わせ、自分の感性の向くままにワイン造りを始めた。
通常大量生産に向くとされるアイレンの古樹は、とても凝縮したブドウを少量実らせ、超長期のマセレーションをかけることで、独特の濃厚な味わいを持つ。推し量れない要素も確かにあるが、フリアンのワインはラ・マンチャの自然とワイン文化への最大の賛辞なのだ。
パンパネオ アイレン エコ
アイレン100%。
位置:標高667m
土壌:非常にやせた、石灰質の土壌
ステンレスタンクもしくはセメントタンクで6カ月間マセレーション。ステンレスタンクもしくはセメントタンクで6ヵ月熟成
Pampaneoとは、風や人が触れた時のブドウ樹の葉の動きを意味している。と同時に、休日やイベントなどで人が集まること時に用いる、Pampana という言葉に由来している。
エコシリーズ(フィルター、瓶詰め時亜硫酸添加あり)とナチュラルシリーズ(ノンフィルター、亜硫酸無添加)がある。(インポーターさん資料から抜粋)