シャトー・キュレ・ボン
コート・サンテミリオンに位置する好立地にあるシャトー。オーゾンヌ、カノン、ベレールといった超1流シャトーに囲まれています。1955年、69年、86年、96年のサンテミリオン格付けですべてグランクリュ・クラッセに認定。その安定した高い品質で好評を博していました。
シャトー名の由来は、13世紀にサンテミリオン市長も務めた名門ボン家の末裔で19世紀のシャトー所有者ジャン・バプティスト・ボン司祭(Le Curé) からきています。 1992年からロリエンヌ社のベルナール&マルセリーヌ・ガンズ夫妻(1986年からやはりサンテミリ オン・グランクリュ・クラッセのシャトー・カデ・ボンを所有)が所有。その畑仕事には定評があります。
2000年に隣接するシャトー・カノン(シャネルが所有)に買収され、1999年のリリースを最後にカノンに組み込まれシャトー・キュレ・ボンはなくなりました。2001年以降のカノンの評価のさらなる上昇の理由の一つがこのキュレ・ボンの畑の購入であるとも言われ、キュレ・ボンの畑の質の良さをさらに裏付ける逸話にもなっています。
元々、輸出量の少ない希少なワイン。現存しない今となってはさらに希少性が増した実力派シャトー。10数年の時を経ていますがまだまだこれからも熟成が楽しみな逸品です。メルロ80%、カベルネ・フラン20%。(インポーターさん資料から抜粋)