オ・ガラルノー(赤) 2017 750ml/マイ・エ・ケンジ・ホジソン

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マイ・エ・ケンジ・ホジソン


ロワール地⽅の⻄、古城の街アンジェから南へ 20 km ほど下ると、レイヨン川に沿ってうねる丘陵が霞を伴い幻想的な光景を作り出す。レイヨン川を横ぎり、さらに 5 km ほど南下するとシャン・シュール・レイヨン村が⾒えてくる(現在は、5 つの村が合併しベルヴィーニュ・アン・レイヨン村となる)。ホジソンのドメーヌはその村の外れ、まわりが畑に囲まれた場所にひっそりと佇む。現在 4 ha あるブドウ畑は、⾚⽩各 2ha がベルヴィーニュ・アン・レイヨンのコミューン内に⼩さく区画ごとに点在している。1 年を通して寒暖差の少ない⻄岸海洋性気候や強い北⾵が霜や病気からブドウを守る。さらに、この地域はレイヨン川の影響を受けやすく、晩夏から秋にかけて川から⽴ち上る霧によってボトリティスが発⽣しやすい。

オーナーのケンジ・ホジソンはカナダ国籍で、2009 年に⽇本⼈の妻のマイと⼀緒にワインづくりを学ぶためにフランスへと旅⽴った。その以前、カナダにいた当時は、ケンジは 2002 年からワインジャーナリストとして、地元の新聞のコラムに記事を掲載したり、ワインガイドを作成したり、試飲会を開催したりしながらワインの普及に努めていた。だが、新聞で毎週ワインのコメントを書いたりする⼀⽅、彼⾃⾝が実際のワイン造りを完全に把握していないという葛藤を常に抱えていた。2005 年、探求⼼の強いケンジは、ワインを学ぶために、単⾝で⽇本のココファームに⼊る。ココファームでは、毎回ブラインドテイスティングの勉強があり、彼はそこで初めてヴァンナチュールに接する。研修は 6 か⽉間だったが、彼にとっては、ワインづくりの経験はもちろん、それ以上にテイスティングの能⼒を磨く格好の学び場となった。2006 年、再びカナダに戻ったケンジは、今度はブリティッシュ・コロンビア州のオカナガン地⽅のワイナリーで 2009 年まで 3 年間働く。この時、彼は醸造責任者を任されていたが、ナチュラルとは程遠いワイン造りに疑問を感じていたこともあり、⾃分たちの好きなフランスワインを間近で学ぶため、2009 年に妻のマイと⼀緒にフランスへ旅⽴つことを決意する。ワーキングホリデーでフランスに⼊った⼆⼈は、マルク・アンジェリのラ・フェルム・デ・ラ・サンソニエールの収穫に参加する。当初はワーキングホリデーのビザが切れる 5 ⽉にカナダに帰り、ワイナリーを開くことを考えていたが、マルク・アンジェリの勧めもあって、最終的にロワールに残ることを決意し、2010 年 4 ⽉ベルヴィーニュ・アン・レイヨンに 1 ha の畑を所有しドメーヌをスタートする。

オーナーのケンジは、カナダ⼈だが、⺟親が⽇系カナダ⼈であることと、以前に⽇本に滞在した経験もあり、英語・フランス語以外に⽇本語もうまく話すことができる。また、マイもケンジと知り合う前からカナダに留学していたこともあり、英語はネイティブ並みに流暢で、2 ⼈の普段の会話は基本的に英語が中⼼である。現在、彼らは 4 ha の畑を 2 ⼈で管理している。(繁忙期は季節労働者が⼿伝う)。彼の所有するブドウ品種は、シュナンブラン、カベルネフラン、グロロー、ガメイで、樹齢の平均は 40 年。彼らのモットーは「テロワール、品種、ミレジム、⼈」をリスペクトすること。⽬指すものは、醸造テクニックからくる味わいを極⼒排除したワイン。つまり、ブドウのピュアな味わいそのものを表現したワインだ。ブドウの持つポテンシャルを信じ、最⾼のブドウを作り上げるために畑の仕事は惜しまない。


オ・ガラルノー(赤)


2017 年は、春の遅霜によりブドウが凶作…それに加え、猛暑によるブドウの窒素不足が原因で発酵に苦労したホジソンにとって試練の年だった。3 区画ある内の 2 区画分(80%)を全房で仕込んだが、酵母に勢いがなかったためマセラシオン中に一気にボラティルが上がってしまった。急きょサクエチ臭の強い上澄みの部分の果房を取り除きマセラシオンの期間を早めてボラティルの拡大を抑えた。1 年熟成させてもワイン自体がまだ不安定だったので、最終的にもう 1 年タンクで熟成させた。実際に日本にワインが入荷したのは 2019 年だが、入荷当時は味わいにまだボラティルのアグレッシブさが残っていたので、落ち着くまで日本の倉庫で 4 年瓶熟成させ今回リリースに至った。4 年寝かせたワインはまだボラティルを感じるが、当初に比べるとだいぶ酸が溶け込み、果実味が前面に出てきた感がある!4 年前は正直ボラティルな味わいに変化がなければどうしよう…とかなり不安だった。だが「収穫した時点のブドウはどれもきれいで凝縮感があり最高の品質だった!」と、この年のブドウのポテンシャルを強調するケンジの言葉を信じ、じっくりと時間をかけてワインの熟成経過を見てきた。確かに徐々にではあるが、確実にボラティルなどのネガティブ要素がポジティブな色気や複雑味に変わる味わいの進化がありとても興味深い!これこそまさに Vin Vivant(生きたワイン)と言うべき熟成し甲斐のあるワインだ!

カベルネフラン。収穫日は9月16日、17日。収量は春の遅霜により15hl/haと減収!2017年は、3区画ある内の2区画をスミマセラシオン、1区画を除梗で仕込んだ!ワインの味わいを落ち着かせるために2年タンクで熟成させた!ワイン名Galarneauはケベックの仏語で「太陽」という意味がある!SO2は無添加!ノンフィルター!

ややオレンジがかったルビー色。グロゼイユ、オレンジピール、バラの花弁、ウスターソースの香り。ワインは艶やかかつ果実味がチャーミングで柔らかく、じわっと広がる強かな酸とキメの細かいタンニンの収斂味が余韻を引き締める!(インポーターさん資料から抜粋)


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