アルザス ゲヴュルツ・シュタイネール 2017 750ml/ドメーヌ・ガングランジェ

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ドメーヌ・ガングランジェ


アルザス地方のコルマール市から南に10kmほど南下した小さな村ファッフェンハイムにジャン・フランソワのワイナリー「ドメーヌ・ガングランジェ」がある。ドメーヌの西側は傾斜の急な丘陵地が南北170 kmに渡り連なり、東向きに面したアルザスワインの銘醸地が帯のように連なる。その丘の中腹に彼のブドウ畑は集中する。気候は半大陸性気候で、西のボージュ山脈が海洋性気候をせき止める影響で風は穏やかだが、一年中乾燥しており、冬は寒く、夏は非常に暑い。春秋は朝夕の気温の寒暖差で付近を流れるライン川の支流からしばしば霧が運ばれる。

ジャン・フランソワの父がすでにブドウ栽培農家だったので、物心ついた時から父の仕事を手伝っていたという。醸造の学校を卒業して1990年、老齢のため半引退となった父の後を継ぐ。引継いだ当時はまだ農協にブドウを売って生計を立てていたが、1996年従兄弟のシュレールの影響でビオの農法に目覚め、再びビオを学ぶために学校に通う。翌年の1997 年は、マルセル・ダイス、ジェラール・シュレール、トリンバッハ等が集まるビオディナミの勉強会へ参加し、それ以降畑の農法にビオディナミを取り入れることとなる(勉強会は毎年開かれ、現在も続いているという)。1999年、父の完全な引退と同時にドメーヌ・ガングランジェを起ち上げ、自らのワインを作り始める。同年、エコセールの認証、そして、2001年にデメテールの認証を取得し現在に至る。

現在、ドメーヌはオーナーであるジャン・フランソワが一人で管理している(仕事が間に合わない時は時々季節労働者数人が手伝いに入る)。彼の所有する品種は、赤はピノノワール、白はリースリング、ゲヴュルツトラミネール、ピノグリ、ピノブラン、ミュスカ、ピノオーセロワ、シルヴァネールである。畑の仕事にビオディナミを積極的に取り入れ、土壌とブドウの樹にとっての最高のバランスを常に追い求める。ビオディナミはもちろん畑だけではなく、瓶詰タイミングなどの醸造面にもおよぶ。アルザスの伝統大樽「フードル」でワインを仕込み、天然酵母、酸化防止剤も最小限に抑えられた、いわば自然派タイプのワインを作る。


アルザス ゲヴュルツ・シュタイネール


2017 年は、春の遅霜と夏の日照りにより収量が大幅に減る厳しい年だった。また、醸造面も、夏の日照りにより自然酵母の働きが弱く発酵に苦労した。残糖が 20g/L 以上残る中で途中ボラティルが上がり、一時は蒸留してアルコールにすることも考えたが、従兄のブリュノ・シュレールが訪ねてこのゲヴュルツを試飲し「ブドウにポテンシャルのあるワインを蒸留するのはもったいない!」と、そのまま瓶詰めすることをアドバイスした。瓶詰め当初は刺すようなボラティルがきつかったのでカーヴで 3 年瓶熟し、鋭さがこなれたタイミングでリリースした。ワインは、確かにまだ若干お酢感があるが、残糖 18g/L の優しい甘さがそれを凌駕する絶妙かつ複雑なハーモニーを生み出している!香りはパイナップル、時にしぼりたてのオレンジ、時に優しいバルサミコや三杯酢のような、グラスの中で刻々と変化するフレーバーが楽しくワクワク感がある!味わいも、柑橘風味のハチミツエキスにジンジャーのスパイシーさが加わったようなエキゾチック感があり、ペアリングワインとして遊ぶには持って来いだ!でも、あのブリュノがこのワインにピンと来たのだから、きっとこういうワインが瓶で寝かせた時に感動級の景色を見せてくれるのだろうな...。個人的には、今飲むのであれば是非お寿司やシュークルートと♪そうでなければ夢を買うつもりで後最低 5 年は寝かせてほしいワインだ!

ゲヴュルツトラミネール。収穫日は9月16日と前年よりも3週間早い!収量は春の遅霜と夏の日照り により25 hL/haと40%減。残糖は18g/L。シュタイネールはグランクリュの畑だが、SO 2無添加で辛口のワインは認可が下りないので、グランクリュの申請を敢えて行っていない!(エチケットに書かれているSteinerはクランクリュのSteinertではなく、昔の区画の呼び名を付けてさりげなくグラン クリュを暗示した!)SO 2無添加!ノンフィルター!

ライチやマンゴスチン、メロンのようなトロピカルな香りにレモングラスなど青いハーブの香りが重なる。ワインはフルーティーでストラクチャーがあり、鉱物的でスパイシーなミネラルと強かな酸をほんのり甘いライチのようなエキスが包み込む!(インポーターさん資料から抜粋)


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