サヴィニー・レ・ボーヌ ルージュ レ・ゴラルド 2021 750ml/ドメーヌ・ド・シャソルネイ

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ドメーヌ・ド・シャソルネイ


ボーヌ市から西に6km、ポマール、オークセイ・デュレスと通り抜けさらに奥へ上ると、目の前に切り立った急崖が広がる。その崖を目指してさらに進むと標高400m の高台にサン・ロマンの村がある。フレデリック・コサールの拠点はサン・ロマン村で、彼のドメーヌは村から2kmほど離れた麓にある。ドメーヌは、裏が丘そして正面に小川が流れる、周囲1km四方に全く民家の見当たらないまるで隠れ家のような場所にあり、そのまわり は電波が一切遮断されていて携帯電話が全くつながらない。(コサールいわく「有害電波を遮断したクリーンな場所をわざわざ選んだ」とのこと)畑は従来のACサンロマン、ACオークセイ・デュレスに加え、2010年からACポマール、1erクリュ、ACヴォルネイ、ACブルゴーニュ、ACブルゴーニュ・オート・コート、ACアリゴテを新たに所有。平行して、ムルソー、ボーヌ・ロマネ、ピュリニー等ブルゴーニュの厳選された畑から優良なブドウを買い、ネゴシアン・フレデリック・コサールとしてワインを醸造している。気候は半大陸性気候で、冬は寒く夏は暑いが、いわゆる「コート・ドール」と呼ばれる南北100kmに及ぶ丘陵地帯が過酷な気候から身を守る。土壌の性質、畑の向き、そして気候がそれぞれのクリュによって様々で、ミクロクリマとテロワールが複雑に絡み合う。

現オーナーであるフレデリック・コサールが自らドメーヌ・ド・シャソルネイを立ち上げたのは 1996年。当時、ワインとは無縁の酪農の家系で育ったフレデリックは、厳格な父親の影響の下、家業を継ぐためにENIL(国立乳産業学校)で乳醗酵を学ぶ。学校を卒業後、父親の命令で、ボストン近郊にある乳製品会社Bongrainに2年間の研修予定で無理やりアメリカに旅立つも3週間でフェードアウト。その後、家業を継がないことを決めた彼は、父の下を離れ以 前から興味のあったワインの世界に裸一貫で飛び込む。その時、23歳だった彼は、ボーヌ とサヴォワの醸造学校でワインを学び、最小限の投資でクルティエの仕事を始める。何も伝のない中、紙と鉛筆と電話と車だけで片っ端からブルゴーニュのドメーヌの門を叩き、粘り強くワインの交渉に当たり次第に顧客の信用を勝ち得るようになる。途中、ニュイ・サン・ジョルジュのネゴシアンでワインのブレンドを担当しながら10年間クルティエ業を勤める。その間、 「ブルゴーニュのワインは全て飲み尽くした」という彼は、自らの理想のワインをつくるために、ドメーヌ立ち上げを決意する。1996年、彼は義理母(当時)と一緒に念願のドメーヌを立ち上げる。2005年、新たにワイン醸造所を建設し、その翌年にネゴシアン・フレデリック・コサールをスタートし現在に至る。

現在、コサールは10haの畑を5人で管理している。(繁忙期は季節労働者が数人手伝う。)彼の所有するブドウ品種は、ピノノワール、シャルドネ、アリゴテで、樹齢は若いもので8年。平均樹齢が50年で、古樹になると樹齢が80年に達する。彼の提唱するVin Vivant(活きているワイン)をグランクリュで表現することを目標に、日々探究を続けてきたコサールがついにその夢を実現。2000年から畑のプレパラシオンに病気の耐性を強化するホメオパシーを取り入れ、ブドウの活性化を図る。醸造面でも、粒単位での選果、SO2無添加、ノンフィルター、徹底した温度管理、地中カーヴの増設など、大胆でありながら繊細にして努力家の彼は、良い品質のワインをつくるために支払う代償は全く惜しまない。


サヴィニー・レ・ボーヌ ルージュ レ・ゴラルド


レ・ゴラルドは区画名。1999年に事故で非業の死を遂げた親友の畑を07年に引き継いでドメーヌが 100%管理。面積は0.44ha。

収穫日は2021年9月27日。収量は20hL/ha!ピュアな味わいを引き出すため卵型セメントタンクと器タンクを使用!
少し濁りのある深いルビー色。グロゼイユ、梅、プラリネ、シャンピニョンの香り。ワインは滑らかかつチャーミングでコクのあるジューシーな果実味が染み入るように優しく、キュートで強かな酸、塩気のあるミネラル、優しくタンニンがきれいに溶け込む!(インポーターさん資料から抜粋)


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