クリスチャン・ヴニエ
クリスチャン・ヴニエは、若い頃から自然派ワインに興味を抱いており、1995年に従兄弟のティエリー・ピュズラと一緒に農業学校に入学しました。農薬の害などについて農民や周辺住民が知らなかった時代に、ルネ・モスやジュー・ピトン達とも一緒に、当時としては革新的な有機栽培を学びました。クリスチャン家系は、ロワール地方のブロワ近くで何代も続いている農家ですが、スタート時には、父親の畑の葡萄が醸造に適していなかったので、畑を借りましたが、現在は葡萄の植え替えも終えてトータル8haの畑を所有。7つの品種を栽培しています。
ル・クロ・デ・カルトリー(赤)
ガメイ55%、ピノ・ノワール45%。樹齢約20年のガメイと樹齢約40年のピノ・ノワール。ガメイは全房で25日間、ピノ・ノワールは全房で15日間のセミ・マセラシオンカルボニック。プレス後にブレンドして、タンクで発酵・シュール・リ熟成。
やや淡い赤色。新鮮な赤い果実の果汁にドライフルーツを漬け込んだようなやや充実感のある穏やかな香りに、クローブやナツメグなどのスパイスの香り、火打石や煙の香りが加わります。透明感のある果汁のように瑞々しく喉を潤すように流れ込み、熟した果実の甘酸っぱくピュアな風味を主体に、クローブなどの甘苦いスパイスや土のニュアンスが溶け込み深みや抑揚を与え、軽やかなスタイルに奥行きが感じられます。(インポーターさん資料から抜粋)