ローラン・バーンワルト
1960年代にコルマールの南にある小さな村、オべルモルシュビールで創業。
現当主のステファンは、80年代に父の後を継ぎ栽培をバイオダイナミクスに転換、醸造においてはクラシカルな方法を採用しておりましたが、クリスチャン・ビネーと出会い2007年から自然派ワイン造りに取り組んでいます。
2010年にはジャンマルク・ブリニョが、彼のブドウでワインを仕込んだことから、亜硫酸無添加のワインを主として造るようになっており、2011年にはアンフォラを使ったワインも造るなど、とても挑戦的な生産者です。
シルヴァネール
シルヴァネール。ダイレクトプレス。フードルで12ヶ月間の発酵と熟成。
薄濁りの黄金色。抜栓直後はわずかに還元的に感じられますので、早めの抜栓もしくはデキャンタージュしていただくことをお勧めします。白桃やりんごのコンポート、レモンピール、黄柑橘のピール菓子などに、エルダーフラワー、火打石、乳酸的な香りが加わります。口に含むと還元的な印象は受けず、滑らかなテクスチャーで、甘やかな花々や芳醇な果実、乳酸のまろやかさが絡み合うふっくらとした風味に、張りのある酸がメリハリを与えつつ、伸びやかに広がります。仄かに感じられるレモンピールの爽やかなほろ苦さがアクセントを与えながら全体を引き締め、旨みが溶け込む柔らかい味わいが続きます。抜栓2日目には少し褐変し、オレンジがかった色合いへと変化。それに伴い軽いとろみが生じ、ドライアプリコットやドライハーブのニュアンスが加わり、コクや深みが増します。(インポーターさん資料から抜粋)