ドメーヌ・ド・サン・ピエール
ファブリス・ドダンは、アルボワの美しい小さな町で生まれました。葡萄栽培やワイン醸造に関係する家柄ではありませんでしたが、ドメーヌ・ド・サン・ピエール前当主のフィリップ・モンクと知り合い、醸造所の社員として働き始めました。
フィリップの畑は有機栽培ではありませんでしたが、健康的なワインを造るためファブリスが2002年より有機およびバイオダイナミック農法へ切り替え、より一層ナチュラルなワイン造りを目指しておりましたが、フィリップが亡くなった2012年にファブリスがドメーヌを買い取り引き継ぐと事となり、現在に至っております。
現在7haを所有。ドメーヌ・サンピエールの畑は95%がアペラシオン・アルボワにあり、非常に風通しが良くミネラル感に富むワインを産み出します。その他にコート・ド・ジュラ、そしてワインに重みを与えてくれる粘土質泥灰岩の土壌が特徴的なPupillonの丘の上にも小さな区画を所有し、ピノ・ノワール、プールサール、シャルドネ、サヴァニャンを栽培しています。
コート・デュ・ジュラ ルージュ レ・ゴードレット
ピノ・ノワール。全房で20日間マセラシオン。ステンレスタンクで12ヶ月間の発酵と熟成。
やや淡い赤色。葉付きの苺やフランボワーズ果汁を想わせるピュアな赤い果実の香りが伺えます。雑味のない繊細なミディアムライトタッチで、流れるように沁み渡ります。清らかに喉を通り、それでいて口中を満たす果実味は、優しい甘やかさや可憐な様子に旨みが溶け込み充実感が感じられます。仄かに青みがかった風味やホワイトムスク、お香のニュアンスが絡み合い、エレガントな印象に妖艶さをまとい、余韻には艶やかな雰囲気が残ります。(インポーターさん資料から抜粋)