ヴァン・ド・サヴォワ モンドゥーズ 750ml/アドリアン・ダカン

価格: ¥4,820 (税込 ¥5,302) ¥5,137 (税込 ¥5,650)
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2021¥4,950(税込 ¥5,445)2本
2020¥5,137(税込 ¥5,650)1本
2019¥4,820(税込 ¥5,302)2本

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アドリアン・ダカン


サヴォワ県の県庁所在地シャンベリーから南に 10 ㎞ほど下ったイゼール県に隣接する山間にレ・マルシュ(Les Marches)という小さな村がある。アドリアン・ダカンのドメーヌは、その村の境目、目の前の断崖急斜面からはサン・タンドレ湖、そして遠くには標高 4000m級のエクラン連峰のパノラマが見渡せる場所にある。畑の総面積は 3.5ha。南東の斜面を中心に Apremont(アプルモン)、Abymes(アビーム)と 2 つの AOC にまたがり点在する。サヴォワの気候のベースは、夏が暑く冬は寒さの厳しい大陸性気候だが、高い山が連なる複雑な地形がそれぞれ独自のミクロクリマを形成する。ダカンの畑は、標高が 350m~400m と高く、また、まわりが高い山々に囲まれているため、気温は春夏を通して比較的穏やかで降雨量も多く、大陸性気候よりも山の天候の影響を受けやすい。土壌は、アプルモンとアビーム区域のシンボルでもあるグラニエ山が太古の昔大海原だったこともあり、13 世紀に起きた大規模な崩落によって化石混じりの石灰岩が水はけの良い粘土層と同化し、ブドウ栽培にとって最適なテロワールを形成する。この山間のミクロクリマが織りなすダカンのワインは、酸がフレッシュで、みずみずしさの中にフィネスとしっかりとした旨味があるのが特徴だ。

オーナーのアドリアン・ダカンは、祖父の代から続くブドウ栽培農家の家系で育った。栽培農家とは言うが、当時の畑面積は 1ha と小さく、実際彼の祖父も父も当時は他の仕事を持ちながら兼業農家としてブドウをワイン農協に売っていた。アドリアンは大学を卒業後、製図師として地図の製作会社に勤務する傍ら、週末や休日を利用し父親の畑仕事を手伝っていた。2012 年、彼が 30 歳を迎えた時に父親のジャケールを使って初めて個人消費用のワインを仕込み、それをきっかけにワインの世界にのめり込む。以降、多くのワイン生産者を訪問し、また醸造や栽培の短期講習に参加しながら独学でワインづくりを体得していった。だが、当時彼のつくるワインはまだオフィシャルのリリースはなく、あくまで個人消費用に留まっていた。2017 年、父親が畑仕事の引退をほのめかしていた頃、アドリアンは剪定を学ぶ講習会で初めてジャン・イヴ・ペロンと出会った。ジャン・イヴとその場で意気投合し、彼のワインづくりに感銘を受けたアドリアンは、父親を説得しブドウ販売をワイン農協からジ ャン・イヴに変え、それをきっかけに深い交流が始まった。2018 年、ジャン・イヴをきっかけにヴァンナチュールの世界を知った彼は、父親の引退を引き継ぐかたちで 13 年間働いた地図の会社を退職し、新たに 2.5ha の畑を取得して小さなドメーヌを立ち上げた。

現オーナーのアドリアン・ダカンは現在 1ha の自社畑と 2.5ha の借りている畑の合計 3.5ha を父親と 2 人で管理している。彼自身、体格的には一般的なフランス人と比べると小柄だが、実際、華奢な体に反してクロスカントリースキー、ロッククライミング、サッカー、柔道などをこなすなかなかのスポーツマンだ。特に、柔道に対する情熱は格別で、かつて 2017 年にサヴォワのワインを紹介する生産者団体の一員として日本を訪れた時は、ワインの紹介よりも柔道の聖地講道館に足を運び日本で黒帯を買うことが真の目的だったと言うほど、彼には強い柔道愛がある。彼は自分の性格を「生粋の Savoyard」(サヴォワイヤール:サヴォワで生まれ育った人)、つまり、物静かで人の意見には耳を傾けるが、一度「これだ!」と決めたことに関してはとても頑固と分析する。2017 年に地図製作の会社を辞め、ヴァンナチュールの生産者として独立する時も、父親や妻を始め多くの人から止められたが、彼の Savoyard の頑固さは誰にも変えることはできなかったとのこと。ジャン・イヴ・ぺロンを通じてヴァンナチュールの存在を知り、今は SO2 無添加、ノンフィルターのワインにこだわるアドリアン。これから、さらに地元にしかない絶滅危惧品種を植樹により復活させ、サヴォワのワインの更なる高みを目指す!


ヴァン・ド・サヴォワ モンドゥーズ


2021年の情報です。
ダカンのトップキュヴェであるモンドゥーズ。2021 年はブドウが晩熟の年だった。また、春の遅霜により、霜を免れた主芽のブドウと霜の後に出た副芽のブドウとの間に成長の時差があったため、収穫したブドウの熟しはまちまちだった。醸造は、ワインの色を抽出するために前年よりも少し長めにマセラシオンを施した。出来上がったワインは、アルコール度数が 10.5%と前年 2020 年の 11.5%よりもさらに 1%低く、果実味がとてもジューシーで優しく、まるで取れたてのフランボワーズを搾ったジュースのようにチャーミング!グラニエ山の崩壊により堆積した石灰が大半を占めている土壌だけあり、ワインに石灰質特有のフィネスがあり、ブラインドだと酸もあるので北アルザスのピノノワールと思ってしまいそう!開けたては還元があるので、カラフすることをおススメ♪

モンドゥーズ。収穫日は10月2日と前年よりも1週間遅い!収量は春の遅霜とブドウの病気の被害により30hL/haと前年に比べて25%減!古樹70%、若木30%のアッサンブラージュ!畑は Abymes(アビーム)の一画にあり、土壌は石灰質・粘土質だが粘土の表層が薄く、ほぼピュアな石灰土壌の影響を受け、繊細でフィネスのあるワインが出来上がる!エチケットは急勾配の畑のイメージをロッククライミングとマッターホルンで表している!別称はMaelie(マエリー)と長女の名前。SO2無添加!ノンフィルター!

フランボワーズの明るい赤い果実やスミレの高貴な香りに椎茸のダシや鉄分の香りが重なる。ワインはジューシーでコクのあるみずみずしい果実味が染み入るように優しく、塩気のあるミネラルの旨味とキュートな酸、繊細なタンニンがきれいに溶け込む!

2020年の情報です。
ダカンのトップキュヴェであるモンドゥーズ。畑はアビームの南東の急斜面にあり、ヴィエーユ・ヴィーニュと植樹したばかりの若木が隣接している。アドリアン曰く、土壌はグラニエ山の崩壊により堆積した石灰が大半を占めていて、サヴォワのモンドゥーズの中では繊細でフィネスのあるワインに仕上がるとのこと。また、今回リリースするワインはアルコール度数 11.5%と低く味わいもみずみずしく優しいが、彼曰く、モンドゥーズは意外に長熟で、当たり年である 2020 年は軽く 15 年以上は持つとのこと。彼自身もモンドゥーズの本当の真価は10 年の熟成を経てからと言う。出来上がったワインは、色合いが濃い割にみずみずしく果実味に清涼感があるが、確かに長熟を予感させるような凝縮したコク、そしてしっかりとした酸とキメの細かいタンニンの収斂味がある!今飲んでも十分美味しいが、アドリアンの言うようにもう少し寝かせるとどうワインが化けるかとても興味がある!ちなみに、このモンドゥーズは別称に Maelie と長女の名前が付けられているが、彼曰く、マエリーは幼いながらも大人じみたしっかりとした哲学を持っていることから、長熟により花が開くモンドゥーズのイメージと重ね合わせたとのこと。

モンドゥーズ。収穫日は9月25日。収量は40hL/ha。ヴィエーユ・ヴィーニュ70%、若木30%のアッサンブラージュ!畑は Abymes(アビーム)の一画にあり、土壌は石灰質・粘土質だが粘土の表層が薄く、ほぼピュアな石灰土壌の影響を受け、繊細でフィネスのあるワインが出来上がる!エチケットは急勾配の畑のイメージをロッククライミングとマッターホルンで表している!別称はMaelie(マエ リー)と長女の名前。SO2無添加!ノンフィルター!

ミュール、プルーンなどの黒い果実やメントール、タイムなどのハーブの香り。ワインはフレッシュかつスマートでコクのある果実味がみずみずしく清涼感があり、伸びのあるキュートな酸とキメの細かいタンニンの収斂味が余韻をタイトに引き締める!

2019年の情報です。

ダカンの公式初ヴィンテージとなるモンドゥーズ(その前は個人消費用として仕込んでいた)。畑はアビームの南東の急斜面にあり、ヴィエーユ・ヴィーニュと植樹したばかりの若木が隣接している。アドリアン曰く、土壌はグラニエ山の崩壊により堆積した石灰が大半を占めていて、サヴォワのモンドゥーズの中では繊細でフィネスのあるワインに仕上がるとのこと。2019 年は、ブドウが早熟で収量にも恵まれた当たり年だった。また、この年はモンドゥーズ以外に現在のサヤのキュヴェに入るペルサン、ドゥースノワールの若木のブドウを一緒に収穫し全て混ぜて仕込んでいる。マセラシオン期間は 16 日と他のミレジムよりも短いが、当時はピジャージュなどしっかりと行っているため色の抽出が濃く、出来立ては少しタンニンが目立った。タンニンがこなれるまでリリースは控えカーヴで約 2 年間瓶熟成させ、今回 2021 年と一緒にリリースするに至った。出来上がったワインは上品かつスマートで、コクのあるみずみずしい果実味に溶け込んだ骨格のある酸と鉱物的なミネラル、滋味深 いタンニンが長熟を予感させる! 細マッチョと言うのか、アルコール度数 11%と酒質は優しいが、それを優に超える中身のしっかりとした飲みごたえの感じられるワインだ!

モンドゥーズ85%、ペルサン、ドゥースノワール15%。収穫日は9月28日。収量は40hL/ha。ヴィエーユ・ヴィーニュのモンドゥーズに植樹したばかりのモンドゥーズ、ペルサン、ドゥースノワールをアッサンブラージュ!畑は Abymes(アビーム)の一画にあり、土壌は石灰質・粘土質だが粘土の表層が薄く、ほぼピュアな石灰土壌の影響を受け、繊細でフィネスのあるワインが出来上がる!エチケットは急勾配の畑のイメージをロッククライミングとマッターホルンで表している!別称はMaelie(マエリー)と長女の名前。SO2無添加!ノンフィルター!

ミュールの黒い果実やグロゼイユの赤い果実に鉱石やタイムのハーブ香がある。ワインは滑らかかつコクのある果実味が滋味深く清涼感があり、線の細いキュートな酸と鉱物的なミネラル、ほんのりビターなタンニンが味わいに立体感を与える!(インポーターさん資料から抜粋)


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