ラルブル・ブラン(フレデリック・グナン)
フレデリック・グナンは1960年に生まれ、プラスティック製造の会社や家具職人、そして屋根職人を経て装飾的なオートバイを作る仕事をしてきました。しかし、外観の美しさを優先したものではなく運転性能に優れたオートバイを作りたくて友人と会社を設立、この会社を約7年続けておりましたが、あるバイクメーカーに二人ともヘッドハンティングされてメカニックとして勤務することになり、これが彼の人生を大きく変えるきっかけとなったのです。当時は入社後3年間を様々な企業で研修を受けるカリキュラムがあり、フレデリックは有機栽培を行うワイン生産者へ行くことになりました。ブルゴーニュのエマニュエル・ジブロ、ティエリー・ギュイヨ、ジャン・クロード・ラトー、ドミニク・ドュランで剪定から収穫と醸造まで1年を通じて研修を受け、ブドウを有機栽培して可能な限り人的関与を控えるワインの醸造に極めて強い興味を覚えて、彼が40歳になった2000年にブドウ栽培とワイン醸造の道を歩き始めました。
人物像はまず第一に心の優しい人、そしていつも楽しそうに微笑んでいる、人生を楽しむことに長けた人だなと感じます。オートバイのメカニックとして引き抜かれた直後に、そのメーカーの良くないと感じる部分(モノ造りにおける考え方から仕事の進め方など)を挙げ批判したことで、入社直後から気まずいことになったらしく、彼の経歴なども考えると根っからの職人気質の持ち主で、理想を追求するため妥協を排するタイプだろうと思います。
今でも醸造所の隣には彼の小さな整備工場があり、2019年には60年代のロータスセブンをフルレストアしました。オーヴェルニュの葡萄畑のそばを、彼の愛車が通り過ぎていくのを目にする日があるかもしれません。
レ・グラン・ゾルグ(赤)
ピノ・ノワール。全房と除梗したピノ ・ノワールを半分ずつ使用、交互にミルフィーユ状に重ねて14日間マセラシオン。6対4の比率でジャーと樽を使い21ヶ月間の発酵と熟成。瓶詰め前にブレンド。
仄かにオレンジがかったやや淡い赤色。熟した赤いプラム、苺やピーチ、フランボワーズのドライフルーツを想わせるやや充実感のある果実に、仄かにピンクグレープフルーツを想わせる爽やかなほろ苦さが溶け合います。さらにポプリやお香、腐葉土、スモーキーさが重なり、トーンを抑えた上品でたおやかな印象を与えます。繊細なライトタッチで滑らかに沁み入り、優しい甘やかさを伴う赤い果皮のニュアンスをもつ果実のエキスに、旨みがたっぷりと絡み合いながら大きく膨らみます。充実感のある果実は確かな骨格を備えつつも柔らかく、次第にスモーキーさやドライフラワーなど要素が折り重なり、やがて梅かつおを想わせる風味が旨みを一層引き立て、奥行きのある複雑な長い余韻へと続きます。(インポーターさん資料から抜粋)
ラルブル・ブランは、お一人様どれか1本までで同価格帯の数量制限のないワインを同時購入くださりますようお願い申し上げます。


