ラ・クゥレ(赤) 2020-2021 750ml/ノー・コントロール

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ノー・コントロール


フランスの「へそ」に例えられる、マシフ・サントラル(中央山塊)に囲まれた中南部の都市クレルモン・フェラン。そこから北に 15 km ほど上ったところに、ミネラルウォーターで有名なヴォルヴィック村がある。その村の麓にノー・コントロールの畑があり、ドメーヌはさらに北東へ 10 km ど向かった小さな町ル・シェー(Le Cheix)の外れにある。畑の総面積は 5 ha で、標高 400〜500 m の東から南向きの丘陵地に点在する。AOC は 2011 年に新しく昇格したコート・ドーヴェルニュ(Cotes dʼAuvergne )だが、ワインのタイプや SO2 の量などがアペラシオンの規定に沿わないため、全て VdF として仕込んでいる。火山群によって堆積した土壌は、主に花崗岩質と玄武岩質で構成され、香り高く果実味がチャーミングで軽快なワインを生み出す。気候は大陸性気候と山岳気候の両方の影響を受ける。冬は寒く乾燥していて、夏は日差しが強いが、標高が高いおかげで猛暑になりにくい。また、マシフ・サントラルの山々が大⻄洋から来る雨雲を遮ってくれるため、1 年を通して雨の影響が少ないのも特徴。

オーナーのヴァンサン・マリーは、ノルマンディーのカーン出身で、ワイナリーの家系ではなく、またオーヴェルニュとは全く無縁だが、畑の価格条件が良く、ピノノワール、シャルドネ、古樹のガメイ・ド・オーヴェルニュといった魅力的な品種があること、またあこがれのラ・ボエムやピエール・ボージェのワイン産地であることから、この地を選びドメーヌをはじめている。彼が最初にヴァンナチュールを知るきっかけとなったのは大学時代、スポーツ経営学を学ぶ傍ら、個人的な趣味で 2001 年からワインスクールに通い始めた時のことだった。偶然門を叩いたワインスクールが、たまたまヴァンナチュールに特化した授業カリキュラムだったという全くの偶然を機に、彼はどんどんヴァンナチュールの虜になっていく。2004 年に大学を卒業し、大手スポーツ用品の会社に就職をするも、ワインスクールは継続して通い続けた。そして、2005年彼はワイン仲間を募ってカーンで小さなワインサロンを立ち上げた。このワインサロンは 2008 年まで続け、ここでたくさんのヴァンナチュール生産者と直接知り合うきっかけをつかんだ。当時彼はスポーツ用品の営業マンだったが、次第にワインづくりに興味を持ち始める。2008 年、アルザスの本社に転勤になり、スポーツ用品の Web マーケティングを担当する。この時期彼は、より深くヴァンナチュールを学ぶために、余暇のほとんどを生産者訪問に費やした。そして、ついに 2012 年、ワイン生産者になる決意を固め、8 年間働いた会社を退職した。会社を辞めてすぐに半年間ジェラール・シュレールで研修を行い、さらに半年間ジュリアン・メイエーでの研修を経て、2013 年、オーヴェルニュで 2 ha ブドウ畑を所有し、ノー・コントロ ールを立ち上げる。

ヴァンサン・マリーは 2015 年現在 5 ha の畑を一人で管理している。(忙しい時は家族が手伝う)。彼の所有するブドウ品種は、ガメイ、ピノノワール、シラー、シャルドネの 4 種類で、樹齢は 12 年の若木から 110年の古樹まで幅が広い。また、彼自身、アルザスやロワールにゆかりがあることから、近い将来、シルヴァネールやピノオークセロワ、リースリング、ソーヴィニョンブラン、シュナンなど植樹する予定でいる。彼のモットーは「自由な発想で、極上のヴァン・ヴィヴァンをつくる︕」ことで、基本 SO2 無添加、ノンフィルターだが、そこも決して型にとらわれずに、生き生きとして、美味しさが弾けるようなワインを目指している。趣味は、トレイルランニングとサイクリング。サイクリングに関しては、かつてフランス代表候補に選ばれたり、プロサイクリストとしてスカウトされるほどの実力を持つ。


ラ・クゥレ(赤)


マグマ・ロックと並ぶノーコントロールのトップキュヴェであるラ・クゥレ。直近では 2019 年 4 月に 2016年ヴィンテージを販売して以来約 4 年ぶりのリリースとなる。今回は 2020 年と 2021 年の 2 ヴィンテージを 60:40 の割合でアッサンブラージュした。ヴァンサン曰く、2020 年は太陽に恵まれアルコール度数が 15%を超えたマッチョなワインだったのに対し、2021 年は逆に雨が多く度数も僅かに 9%しか行かなかったので、悩んだ末アルコール度数と味わいのバランスを取るために 2 つをアッサンブラージュすることに決めたとのこと。ラ・クゥレ 2021 年のマセラシオンが終わったタイミングに合わせて、先に古樽で熟成していたラ・クゥレ 2020 年を樽から抜き、2021 年にアッサンブラージュしてから再び 300L の新樽に入れ直し 11 ヶ月熟成させた。出来上がったワインは、2020 年のコクと深みそして 2021 年の張りのある酸とミネラルがきれいに融合し、まるで北ローヌの上品なコート・ロティを彷彿させるような高級感あふれる味わいに仕上がっている!実際に、現地でアッサンブラージュする前のそれぞれのヴィンテージを別々に飲む機会があったが、単独で試飲した際の印象とくらべて、合わさることにより両方の良さが格段に引き出され、まさにマリアージュという言葉にふさわしいとても魅力的なワインに昇華していたのが正直かなり驚きだった!アタックに感じるビロードのような果実味とアフターを支えるアルコール度数 12%とは思えない骨格は、今飲んでも十分に美味しいが、長期熟成も余裕で楽しめそうだ!

シラー80%、ガメイ・ド・オーヴェルニュ20%。収穫日は20年が9月26日、21年が10月17日。収量は20年が40hL/ha、21年が30hL/ha。20年のアルコール度数15%と高かったのに対し、21年は度数が9%しか上がらなかったので、味わいを均一に整えるためにアッサンブラージュした!ワイン名は「溶岩流」という意味があり、畑のある場所は昔オーヴェルニュの最後の火山噴火で流れた溶岩で形成された土壌から名付けられた!SO2無添加、ノンフィルター!

スミレの高貴な香りにバナナの皮、ナツメグ、タバコの葉の香りが重なる。ワインはビロードのように滑らかかつピュアな赤い果実のエキスがジューシーで、張りのある酸、鉱物的なミネラル、キメの細かいタンニンの収斂味が上品な骨格を形成する!(インポーターさん資料から抜粋)

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