テデスキ
1824年創業のテデスキ社は、イタリア、ヴェネト州にある5世代続く家族経営のワイナリーです。
長い歴史の中で培われた醸造技術を重んじながらも、常に品質向上のために革新を続ける老舗ワイナリーです。
テデスキ・ファミリーの歴史は初代1630年代頃にヴァルポリチェッラ地区に葡萄畑を購入したことに遡るそうです。
この畑を礎としてテデスキ社は1824年の創業以来伝統派の生産者として土地の個性をきちんと表現したワイン造りで知られています。
テデスキ社のワイン生産に用いられる葡萄は3割が自社畑から、残り7割は2軒の契約農家から調達していますが、この契約農家の畑も全てテデスキ社が栽培管理しているそうです。
現在は当主ロレンツォ・テデスキ氏の息子リカルド氏が醸造を担当し、ヴェネト州を代表するヴァリポリチェッラとソアーヴェを始め、半干しぶどうから造られる甘口のレチョート、辛口のアマローネ、人気のI.G.T.ワインと地域の個性を引き出した高品質ワインを造り出しております。
1987年にはレチョートが、1994年にはアマローネが“ワイン・インターナショナル・チャレンジ”で赤ワインの最高峰に輝いています。
また、『デキャンター』誌の選ぶ世界のベスト100ワイナリーにも選出されております。
アマローネ・デッラ・ヴァルポリチェッラ
コルヴィーナ30%、コルヴィノーネ30%、ロンディネッラ30%、モリナーラ、ロシニョーラ、オセレータ、ネグラーラ、ディンダネッラ10%。アマローネは、陰干して糖度を高めた半干しぶどうを完全発酵させて造られるヴェネト州を代表する赤ワインです。
テデスキ社は、「アマローネのテデスキ」などといわれているほど、アマローネの造り手として非常に高く評価されております。
澄んだ濃いルビー色、樽熟成の爽やかな香り、バニラや干しぶどう、ブルーベリー、サクランボなどの甘い香り。丸みを帯びたふくよかな構成で、芳醇な風味が長く持続します。15年以上の熟成にも耐えるワインです。