ラッセッラ
ピエモンテ州の銘醸地バローロから車で東に1時間、アレッサンドリアの南約20kmの場所にあるカッシーネは人口2900人の小さな街。ペヴェラーティ家は1900年代初頭にカッシーネ郊外で農場を始めました。モスカートのワインで、1911年のローマのワイン博覧会、1914年のパリの国際ワイン博覧会で金メダルを獲得したことからも、自家瓶詰めが許されたワイナリーが数少ないこの時代に、イタリア国内でも稀有な存在であったことがわかります。
現当主レオナルドの祖父ジョヴァンニは農場からアレッサンドリアに移り住み、弁護士としてのキャリアをスタートさせます。仕事の傍ら少しづつ小さな土地を取得していき、現在の37ヘクタールという広大なブドウ畑となりましたが、ワイナリーとしてはほとんど稼働しておらず、ブドウを協同組合に売却していました。ブドウ畑とワイナリーを引き継いだレオナルドの母イザベッラは、1999年にアグリツーリズモ「イル ブオンヴィチーノ」を始め、ピエモンテの伝統的な料理と共に供するワインを自ら生産すべく、2000年から少量ながら自家醸造と自家ボトリングを再開します。
2016年にはレオナルド、アウグスト、アキッレ、タツィオの4人の息子たちにワイナリーの経営を譲り、カンティーネ ペヴェラーティとして新たなスタートを切りました(ラッセッラは農場名。現在もジャム等の食品類はイル ブオンヴィチーノの名前でリリースされています)。
畑の大半にはモスカートが植えられており、ドルチェット、ブラケット、バルベーラ、シャルドネを無施肥、不耕起、無除草、ボルドー液以外の農薬を一切使わずに栽培を行っています。
バルベーラ・ダスティ・スペリオーレ ジョヴァンニ・ペヴェラーティ(赤)
バルベーラ。イザベッラのお父さんの名を冠したワイン。彼らが所有する畑は、大半(9割以上)がワイナリーがある丘陵地帯にあるのですが、丘を下りて、しばらく車を走らせ、そして別の丘陵地を上がった先に高樹齢のバルベーラが植わる小さな区画を所有しておりまして、彼らはその区画の事をバルレッタ(小さなバルラ…そう、イザベッラ母さんの元カレが愛してやまなかったあの畑/ワインの名前です…(笑))と呼んでいました。2019ヴィンテージまでは他の区画のバルベーラと混ぜてレオナルドとしていたのですが、このワインはバルレッタのブドウだけで醸造することに。(インポーターさん資料から抜粋)


