アッビア・ノーヴァ
アッビア・ノーヴァのダニエーレ・プロイエッティとピエルカ・プロイエッティの従兄弟はイタリア・ラツィオ州ローマから南に約40 km、フロジノーネ県に位置する町ピーリオに5つのクリュ、合計8 haのブドウ畑を所有。この地で500年以上前から栽培されてきたチェザネーゼとパッセリーナを中心にブドウを栽培している。ブドウ畑の樹齢は 20-90 年で第一次世界大戦後に植えられたブドウや20年前に家族によって植えられたブドウが混在している。
ピーリオでは過去 500 年にわたってチェザネーゼという品種が栽培されており、2008年に“チェザネーゼ・デル・ピーリオ“としてラツィオ州初のDOCGに認定された。チェザネーゼは収量が多く比較的色調が淡くタンニンが控えめなチェザネーゼ・コムーネ(ボンヴィーノ・ネーロ)、最も古い歴史を持ち色調とタンニンが強く熟成のポテンシャルを持つチェザネーゼ・ダッフィーレ、近年発見されたチェザネーゼ・ディ・カステルフランコの3つのクローンがある。アッビア・ノーヴァのチェザネーゼ・デル・ピーリオDOCGでは全てチェザネーゼ・ダッフィーレを使用し、区画ごとの特徴を表現するために3つの単一畑のワインを生産している。白ワインでは同じく土着品種のパッセリーナを使用している。
所有する畑は家族がこれまで大切に管理してきた畑。自然と共存する農業を目指し1980年代からオーガニック農法を実践していた。その後、ビオディナミ農法や福岡正信の提唱する自然農法、ホメオパシーを研究し、それらを農業に応用するようになった。「私たちはこれまで家族が畑を引き継いで守ってきた実践的な経験と、理論的な農法を融合させたアプローチを取ることに決めた。コルメラやカトーのようなローマの農業学者の伝統と福岡正信のアプローチ、そして伝統的なワイン造りを融合させたい。」例えばブドウ畑では、銅や硫黄の代わりに自分たちで生産する自然農薬を使用している。「最も重要なことは、土壌と植物の肥沃さを促進することによって、ブドウの樹にエネルギーを与えること」と語る。
センツァ・ヴァンダリズミ・ビアンコ
【セパージュ】パッセリーナ【アルコール度数】11.5 %【畑】サン・ジョヴァンニ、ダブル・グイヨ仕立て、標高550 m、植密度3,000本/ha、収量2 kg/本、粘土質土壌で表層に石灰岩、樹齢55年【栽培・醸造】収穫は手摘み。全房で12-16時間マセラシオンを行いプレス。ステンレスタンクで野生酵母を使用し発酵。その後翌年の春まで澱の上で熟成。【年間生産量】10,000本
【コメント】エントリーワイン。エントリーとはいえ樹齢55年のブドウを使用しているため旨味が乗っている。早くから楽しめるようにフレッシュさに気を遣ったワイン造りが感じられる。上級レンジか熟成を必要とさせるスタイルのため、リリース直後から楽しめる。淡く輝きのあるレモンイエロー。香りは白桃、洋梨、熟したレモン、オレンジブロッサムに、フェンネルや野草、砕いた石を思わせる。中心にはじんわりと広がる旨味と塩味。酸は穏やかに全体を支え、みずみずしさと端正さを両立している。(インポーターさん資料から抜粋)


