旭洋酒
もともと旭洋酒は栽培農家の組合としてスタートしましたが、栽培農家の減少などで共同経営が難しくなり、2002年、現在のオーナーである鈴木夫妻が引き継ぐことになりました。
旭洋酒のワインたちは、優しくてホッとできる太陽のようなワインを造りたいという夫妻の思いから「ソレイユ(太陽)・ワイン」と名付けられています。
「私たちは力強さを追求することよりもブドウの魅力を引き出した、柔らかな温かみの感じられるワインを目指します。」
ソレイユ クラシック 赤
山梨産マスカット・ベリーA94%、甲斐ノワール6% ライトボディ 渋みが少なく普段の食事に幅広く合うチャーミングなデイリーワイン。
地元では「ソレイユの赤」といったらこちらです。
2021年はお盆までは高温少雨で真夏も夜温は比較的低かったため着色も良好、全体にブドウの生育が早まっていました。ところがお盆から10日間続いた想定外の長雨で収穫を2~3週間後に控えた欧州系赤品種では裂果と腐敗が進行、それはそれは大きな打撃となりました。そんな中、日本で交配されたベリーAは驚くべき耐病性を発揮、他の全ての品種で多発した晩腐病がゼロで、着色・糖の上昇とも良好だったため、もたついていたメルローと入れ替えこれまでで最も早い収穫となりました。
熟した苺の他、ブラックベリーやマルベリーなども溶け合った力強い香。口当たりはソフトながら味わいはドライで黒い土のニュアンスもあります。渋みが殆どなく、香ほどベリーの果実味が強くないので日本の普段の食事との親和性が抜群です。
メンチカツや唐揚げ、トマト系パスタやハンバーグ等の他、まぐろの山かけ、カツオの叩き、のり巻きやちらし寿司、回鍋肉や麻婆豆腐、チャプチュやキムチ炒め等と。刺身は赤身なら白より相性がよく普段通り醤油でいけます。四川風の辛みとも驚くべき相性のよさ。
澱や酒石が沈殿しますがワインの成分です。飲用適温15℃前後。(ワイナリーさん資料から抜粋)