旭洋酒
もともと旭洋酒は栽培農家の組合としてスタートしましたが、栽培農家の減少などで共同経営が難しくなり、2002年、現在のオーナーである鈴木夫妻が引き継ぐことになりました。
旭洋酒のワインたちは、優しくてホッとできる太陽のようなワインを造りたいという夫妻の思いから「ソレイユ(太陽)・ワイン」と名付けられています。
「私たちは力強さを追求することよりもブドウの魅力を引き出した、柔らかな温かみの感じられるワインを目指します。」
ソレイユ ヴー ルージュ
山梨市八幡地区自社畑産 メルロー35% シラー33%、万力地区萩原畑産 甲斐ノワール22%、岩手地区自社畑産 ピノ・ノワール8%、日下部地区手島畑産 マスカット・ベイリーA2% ミディアムボディ 生産本数1259本
前年までメルローと甲斐ノワールとのブレンドでしたが、2020年はべと病の蔓延で甲斐ノワールが激減したため品種構成を大胆に変更、各品種の個性が生かされるよう比率を考慮し、山梨市産の5品種のアッサンブラージュで樽熟成しました。樽はフレンチオークとアメリカンオークが1:1、うちアメリカン1樽(25%)が新樽です。オークフレーバーがしっかりと効いて全体をまとめ上げています。
サワーチェリー、ミント、焼杉、カカオなど重層的な香で、複雑な構成の洋菓子をイメージします。口中ではアタックの黒糖様の甘みが少しの酸をともない、プルーンなど熟したストーンフルーツ様の果実味となってひたひたと伸びます。アフターに炭火珈琲のような心地よい苦み。2022年5月のリリース現在、抜栓直後はやや硬い印象ですが、一晩程度で香は温かみを増し、味わいもグーンとやわらかくなりました。
アメリカンオーク由来のロースト感と甘みが特徴的。厚切りベーコンやソーセージ、ハンバーグ等グリル肉料理と。シラーも効いているのでラムチャップやシェーパーズパイとも◎
飲用適温16℃前後。無濾過生詰のため滓や酒石が沈殿します。(ワイナリーさん資料から抜粋)