中央葡萄酒
1923年に創業した、甲州市勝沼町にある名門の家族経営ワイナリー。
名だたるコンクールで高い評価を受けた「Grace(グレイス)」ブランドを手掛ける、日本を代表するトップワイナリーのひとつです。
創業当時から連綿と受け継がれる技術と精神をベースに、日本人ならではの細やかな手仕事によってブドウ栽培・選果を行い、ブドウが持つポテンシャルを最大限引き出した醸造を行うことで、日本の風土・文化を表現したエレガントな味わいのワインを生み出しています。
中央葡萄酒が最も注力しているのは、ワインの味の決め手となるブドウの栽培。勝沼町と北杜市明野町(三澤農場)に自社農場を構え、除草剤・化学肥料を使わず、甲州やシャルドネ、カベルネフランなどの欧州種を栽培しています。
さらに三澤農場では、甲州をより上質な味わいに仕上げるため垣根栽培を採用。甲州の本格的な垣根栽培は本邦唯一。糖度も凝縮度も高いブドウの栽培を実現し、高品質なワイン造りを貫いています。
グレイス グリド甲州
甲州。4代目社主 三澤茂計がアルザスでピノグリの可能性に魅せられ、1999年に生まれたワインです。グリドという名称は甲州の果皮の色を表す「Gris」と「de(…の)」から名付けられました。いつか日本ワインが当たり前のように食卓に並ぶ日が来るようにと未来を見据えて醸造し始めたこのワインは、ご家庭のみならず、多くの飲食店様でも使用され、甲州の特徴を最も引き出したワインの一つとして知られるようになりました。
澄んで健全。溢れんばかりの香りのボリュームで、フレッシュ。白桃、洋梨、オレンジ、オレンジピールなどの果実香、白檀、ジャスミンのフローラルな香り、白コショウ、クローヴのスパイス香。まろやかな口当たりで辛口。すっきりとした酸味と旨味が感じられる。