レヴァンヴィヴァン
ぶどう本来の力を引き出した栽培方法の確立とそのポテンシャルを隠さない醸造
私達はフランスの多くのナチュールの造り手達のワインに出会い、その考えに感銘を受け目の前にあるワインが全てを語ることを知り、同じ道を日本で志し日本のヴァンナチュール造りを目指しています。
私達人間は世の中の全てのことを理解することはできません。
目に見えるもの考えつくことの範囲だけで解決し知った気になってしまいます。
畑の中に生きているのは目に見えるものだけではなく、土の下にも空気中にも見ることのできない生き物がいます。
忘れてはいけないのがそれら目に見えるものも見えないものも全ての生き物の恩恵を受けていると感じながら作業にあたる事だと思っています。
ワインやシードルは嗜好品です。
人それぞれに好みがあると思います。
でもただ好きとか嫌いではなく私達の目指すものは身体にじんわり染み込んでいくような柔らかさを持ったものです。
ハイテンションになるというよりも口角が少しだけ上がるようなそっと寄り添うワインを造りたいと考えています。
デラ
山形県産のデラウェアを購入して造ったワイン。ブドウはデラ空洞と同じものを使用。開放型の木桶発酵槽(VAT)と一部開放型のステンレスタンクにて除梗破砕無しの全房セミマセラシオンカルボニック仕込み。野生酵母で発酵が始まるのを待つ。仕込み始めてから5日程でアルコール発酵が始まり発酵中盤からフーラージュ開始と共にポンプによるルモンタージュを行う。発酵終盤からはピジャージュに切り替え、優しめの抽出を心掛ける。発酵最終盤まで醸し、仕込み始めから約1ヶ月後に空圧式のメンブレンプレス機にて搾汁。プレス後は500Lのフードル(大樽)にて熟成(新樽)。~5ヶ月の樽熟成後滓引きして瓶詰め。
仕込みから瓶詰まで一切の亜硫酸は添加をしておらず、無濾過、無清澄。
デラ空洞はヌーヴォーながら厚みと豊かな果実味を感じられるワインであったが、このワインはデラウェアの醸しのポテンシャルの高さを教えてくれる存在となった。
ピンクグレープフルーツのような心地良い酸味の中に、ピーチティーのようなほんのりとした甘さ、ほろ苦さを感じられる。フードルを使用することで新樽のニュアンスをあまり出さず、僅かな樽香がより複雑味を持たせる。白ワインや赤ワインとも異なる低アルコールワイン。(ワイナリーさん資料から抜粋)
お一人様2本まででお願い申し上げます。